2005年 ロンドン便り

山口慶子

私達は8月16日、昨年に引き続きダンスの勉強の為渡英致しました。初渡英は昭和45年(1970年)其れから毎年欠かさず1年に1,2回競技会観戦と1回は自分達の勉強の為 渡英致しました。最初の頃は渡英する選手が少なかったので私達が希望するコーチャーに充分レッスンを受けることが出来ました。その当時のレッスン代は1時間6£〜6.5£、(1£―600円位)今は45分55£〜60£(1£―220円位)です。競技選手を引退してからは益々勉強することが楽しく、その結果毎年渡英することになり今に至っています。

ロンドンの中心地は歴史を感じさせる立派な建造物が多く、個人の家はレンガ造りの長屋のような建物でそれが周囲の緑(コモン、パーク等の樹木)とマッチして趣きがあり、又 ダブルデッカー車等の赤い車の色がとても映えて素敵です、ただ何処も同じような家並みですので最初の頃は道を覚えるのがとても大変でした(北條先生は今はロンドンでタクシードライバーになれる位、道には詳しいです)。その趣のあるレンガ造り家々の間に最近はガラス張りの大きなビルや近代的なマンションがあちこちにたち始めイギリスらしさが段々少なくなっていくような気がします。経済に於いても最初の頃は£の値は高かったですが物価が比較的安かったので生活は楽でした、ところが最近はイギリスの経済状態が良くなったせいか分かりませんが全ての物価が高くなり生活はしづらくなりました。

私はイギリスへ行くとサーモンのお刺身を食べるのが楽しみの1つでしたが、昨年いつも行くキングストンという町にある魚屋に買いに行きましたら余りの高さにビックリ、今年は諦めました、以前は殆どイギリスで和食を楽しんでいましたが、今年からは値段の割りに余り美味しくないので和食はやめにして、朝 昼はトーストが中心、夜はイタリアン、チャイニーズ、インディアンクイジン等にして、和食は日本で楽しむことにしました。

食べる話はその辺にして、次にビックリしましたのはガソリンの値段です、(今は日本も高くなりましたが)昨年は1リッターが89p(196円位)今年は91p(200円位)その他にも駐車場の料金が高くなり、特にロンドンの中心地にある駐車場は1時間6£(1,200円位)も取ります、ビックリのもう一つはロンドンの中心地にあるハイドパークの周辺は最近、車の渋滞が激しいせいなのかウイークデーの18時30分以前に車(バス、タクシー以外)を走らせると8£取られます(町のあちこちにカメラが設置され歴史のある建造物とミスマッチして良くありません)ですからセントラルロンドンに行く時はその時間を過ぎてからか土曜、日曜に行くと良いと思います、以前はダンスの息抜きに食事やショッピングで時々出掛けましたが、今はレッスンを受けることはとても充実して楽しいのでその為に渡英するという感じです。

ロンドンの街並み(山口 慶子)

ロンドンの街並み(北条 章宏)

イタリアレストラン(北条 章宏)

イタリアレストラン(山口 慶子)