豆日記

宮脇理恵

blogでも触れましたが、イギリスに行って外国選手と比べたら自分が豆だったことに気付いたミニマム改めミニマメの、

「豆の目から見たイギリス」をもう少し掘り下げてみたいと思います。 携帯が壊れた為に写真が少なくて申し訳ないのですが…

私達の留学期間は約2週間。
滞在先はブラッドさんとレナさんのお宅でした。二人共ウクライナ出身のラテンダンサーです。

朝と夜はセムリーというスタジオでの練習。 このセムリーとは多くの有名選手が育った由緒ある場所です。夜の練習会では、フランコ・マウリツィオ・マーカス、アマファイナリストのニールetc…が参加していました。
外国の選手は体も大きくスピードもあります。しかもしなやかでセクシー…。プロは更にテクニックが凄いときたもんだ。
そんな各国選手が所狭しと踊り込みをしています。
思い出すだけで、あな恐ろしや…。
私は1日の中で、セムリーの夜練が一番憂鬱でした。

そりゃ小さい私はまるで豆でしたから…。

セムリーダンススタジオ

フロアでは「踊る」というより「豆が転がってる」感じ。ビビッているから余計に小粒な豆だったことでしょう。

はやく豆から芽を出したいものです。

他にもチーム・ラトリッシュ・スターライト等のスタジオがあり、選手達は各々自分の目的に合った練習会に参加したり、レッスンを受けたりしています。留学スタイルは十人十色です。 UK戦の前には、スターチャンピオンシップとユニバーサルカップという試合があります。

豆はユニバーサルを観戦してきました。IDSFの問題とやらで昨年よりも参加選手が少なかったです。ちょっと残念…。UK戦はボーンマスという港町で開催します。豆は高速ブッ飛ばして移動です(運転手は寺田先生ですが…)。

UK戦は1月17日コングレス・18日ライジング・19日St本戦・20日La本戦の日程で行われます。

コングレスは内容によって入場料が変わるそうで、今年は無料でした。やった無料だぜぃ。と思いながら参加してみたら、ブライアン&カルメンを迎えての座談会「徹子の部屋」スタイルでした。
例年のように有名選手が踊ってコーチャーがレクチャーして、とは違っていたので英語の分からない人にはキツかったと思います。
てか私が一番キツかった…。

ライジングと本戦は、普段日本の中にしかいない私達には非常に新鮮でした。
練習会で一緒だった選手がフロアーではどう見えるのか?など考えながら観戦していたら時間が瞬く間に過ぎて行きました。
アマチュア選手は良〜く見てみるとテクニックはそうでもなかったりするのですが、パワーと表現力が凄い。プロ選手はそこに技術力が加わってくるので更に素晴らしい。
今回の注目はプロラテンのマリトースキーVSリカルド。
チャンピオン交代か?とも思われましたが、会場のマリトスキーへの応援は凄まじいしマリトスキー組の気合いも激しかったので、あまり好きな選手ではないのですが良く見えました。
「おめでとうマリトースキー」なプロラテンでした。

マリトースキー組勝利の喜び
フランコ組決勝ソロ

外国の応援は元気がいいです。「日本チャチャチャ」ならぬ「デンマークチャチャチャ」とか、みんなで足を踏み鳴らして応援したりとか、ズダダダダダダ…。どの国も元気元気。 床が抜けやしないかヒヤヒヤものです。 各国応援合戦はきっと選手も心強いんではないかなと思います。 誰か私の応援でやって〜とも思いますが、会場から怒られちゃうかな…。

UK戦は朝から始まり予選が終わった夕方に一度ドアクローズして、夜7時30分くらいから準決勝になります。

夜の部は正装で、試合の合間にはダンスタイムもあります。愛好家の方が踊る中にルカ・バリッキの姿も…素敵~。

全て終わるのが11時過ぎ、1日中会場でダンス見放題でした。
4日間のUK戦が終わると、豆の留学もそろそろ終わりとなります。
苦手な飛行機で帰国しました。あんな鉄の塊が飛ぶなんて信じられない。

以上が豆の目から見たUK戦と豆の暮らしっぷりでした。

ソシアルダンスには、UK戦・ブラックプール・ロンドンインターと、1年を通して3つの大きな大会があります。

今年1年、どのような年になるか楽しみです。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

感想、お待ちしてます。