WDC AL Disneyland Resort Paris Championships 2010-1
須田雅美
12月10日 前日の夜にジャッジをする事に決定した私…目覚めてもう一度「ホントにジャッジするのかなぁ?」と明先生に聞いてみる。やっぱり夢じゃなかったらしい。到着の時にサミーが話していた通り、雪のせいで来れなくなっちゃったジャッジが数人いたみたい。 こんな事になるとは知らず、ちゃんとしたワンピースやイブニングドレスを持ってきてて良かったよ〜(+o+)。。。ドレスだけじゃなくて、靴もバッグもショールなんかも持ってくるから、大荷物になっちゃうのです。でもジャッジとして着れるなら、持ってきたかいがあるってもんだ。仕事の予定じゃなかったけど「どうせ来たんだから、ただじゃ帰らないぞ」と開き直ればなんてことない。
朝食会場に向かう時、立石組と会いました。クリスマスパーティーで忙しいシーズンに海外のコンペに挑戦するなんて、本当に偉いです。しかもその前にロンドンでレッスンを受けて練習もちゃんとしてきたというからスバラシイじゃありませんか!
朝食ブッフェは期待してなかったから、温かいお料理でタンパク質が摂取できたり、飲み物が豊富で、パンも美味しくて嬉しかったぁ。特にパンオショコラ(チョコレートの入ったクロワッサン)はチョコレートが相当美味しかったので、その日の活動開始エネルギーゲージが一気に上がりました。
会場のTimes Squareは8:30にドアオープン。まずはアマチュアの部門から開始。あ、そういえばこの競技会はWDCのアマチュアリーグが主催するコンペだったのよね。 Word Dance Council Amateur League Disneyland Resort Paris Championships 2010… 大会の名前が長すぎ〜(-“-)
<大会のプログラム>
競技開始は午前9時から夜中の12時過ぎまでほとんどブレークタイム無し。Times Squareとうメイン会場とGrand Ballroomの2つの会場に分かれて行われました。 ジュブナイルは10歳以下と12歳以下、ジュニアは14歳以下と16歳以下、ユースは19歳以下と21歳以下、シニアは35歳以上、45歳以上、55歳以上…カテゴリーが盛りだくさんで、たくさんの選手が活躍しやすくなっていました。例えばオールガールズと言って女の子同士のカップルの競技会があったり、ダンススクール対抗チームマッチとかフォーメーションとか、サルサにストリートダンスやベリーダンスも!これじゃジャッジが何人いても足りないって(-_-;)。
<9時から夜中までイベント目白押し…>
私達は昼12時半に集合と言われていたのですが、一体全体自分がどのカテゴリーのジャッジパネルに入っているのかも分からないし、終了予定が夜中なので明先生はお昼からタキシードを着て準備万端。会場に行くとまずは私がジャッジをする事が判明。明先生はそれを見守る役となりました。 海外ではジャッジ登録がしてあると、どんなカテゴリーでも審査ができます。ですから、私達もスタンダードのジャッジを務めるんですよ。レアなジャッジ姿をご披露します。
さて、ここからは明先生の台湾の時を真似して(明のつぶやき台湾ひとり旅行記参照)つぶやいてみました。
12:36 午前の部の表彰式が終わる。ステさんのコンペ(注1)と変わんないな。
12:38 そしてブレークタイム
12:43 私がやるのはアマラテン、16歳以下スタンダード、55歳以上スタンダード…かな?
12:45 アマ選手練習中…ある意味すごいレベル!こんなのロンドンで見た事ない(・_・;)
<選手の練習時間>
12:50 ドニーが来た!スケジュールがやっと組めたらしい。超ふくざつ〜っていうか、あんた何故スウェット?フレッド・バイスターもスウェット着てる。
13:49 まずはアマラテン4ヒート50カップル。9カップル拾うのにワキ汗かいたヨ。で、そのまま16歳以下スタンダードのフリーパスを見てました。これで15分のブレークです。
14:34 アマラテンベスト36、16歳以下のベスト24終了。気づくと明先生が消えてた。
14:59 アマラテン24終了。次はシニアかな?
15:08 ジャッジ控室でコーヒーとスイーツをもらった。うん、ドーナツうまいっ!
15:19 おや?私はシニアをやらないのかなぁ?
15:21 違うナンバーの背番号をつけたじいちゃんがいるぞ…?We Will Rock Youが流れ出した。どうやらじいちゃんがゼッケンを変えてるらしい。
15:24 司会者、頑張って場をつないでるぞ。
<踊って歌える?司会者>
16:31 終わったよ〜!長かったぁ(>_<)あぁ、もうどーでもいい感じ。
16:39 ちぇっ 私が選らんだチャンプは2位だった。
16:48 バーバラ・マッコールと話す。キレイだなぁ。息子のサミュエルがブリテンズ・ゴット・タレント(注2)に出場したらしい。
17:03 イブニング始まる。すごい豪華な顔ぶれ…あ、ジャッジの事ね。19歳以下スタンダード…クイックめちゃくちゃだ。
17:17 そういやお昼ご飯食べてないよネ…この仕事で痩せられるな。
17:20 14歳以下ラテン…小さいのがイッパイ出てきた。ジャッジはこれまたスゴイ顔ぶれ!マーカス、ゲイナー、トーナ、フレッチャー、リューピン、マルセル、バーバラ、シカモア、ウェンティンクそして明!
<14歳以下でも表現をしっかりします>
17:26 女の子同士もいるぞ。
17:33 マーカスってすごくフレンドリーな人だな。今フロアで明先生と話してる…つ〜か、お2人ともジャッジ中ですけど…?
17:43 明先生を残してお部屋で充電…電話の充電だよ。
19:07 会場に戻る。今は何をやってんだ?まだ時間あったみたいだな。
19:19 ジュビナイルスタンダード 左手カッキーンとしてる。子供にあんな変な化粧させる意味あるのか?
19:26 14歳以下ラテン…結構イマ風のルーティン踊ってるヨ。でもサンバは難しいよネ。パソ…スゲー表情までちゃんとやってるな。ファイナル中4カップルがウクライナ、2カップルがイギリス。
19:30 ジュニアでもジャイブやるのに、東部プロC級を3種目にするってどうよ?わわっユーススタンダード 歩幅デカッ!
20:15 シニアラテンはブラックプールのファイナリストも数組出場してるかな?あれ?見間違い?ガイジンって似てるんだよな〜。見分けがつかん。でもムフ〜ンな雰囲気の男性は思った通り、フランス人だわ。
〜ここでセルゲイとメリアに会いました〜
20:25 司会のおっさん、時々コンペでかかってる曲に合わせて歌うのやめて欲しいっす。
20:30 ユースラテン…囚人服みたいなの着てる男の子がいます。
20:40 ユースしか出てない子もいるんだけど、アマラテンよりもイイ子が出てる?スゴ〜くいいポジションでさりげなく立つなぁ。
20:53 あれ?アマラテンの時はジャイブはセミからじゃなかったっけ?シニアですごくフットスピードの速いおじちゃまが!あの人スタンダードも出てた!あ、違った。
21:07 ベリーダンスのコンペ 初めて見るよ。う〜ん、パツキン(金髪)のベリーダンスはイマイチだな。しかもラテンシューズ履いてるし。黒髪の人の方がエキゾチュウィウィックウゥ〜(ヒロミ・ゴー風に)
21:23 あはは 入場の時につけられるブレスレットみたいなのを選手もつけたまま踊ってる!あ〜日本の女の子もこれぐらいキビキビ踊ってくれたらなぁ…。
<入場証のブレスレット>
21:27 フロアに誰かのドレスから落ちた黒い羽根の束がいっぱい落ちてて、まっくろくろすけみたいだ。
眠い…ものすごく眠い。プロライジングラテンまでもつかな?
21:39 ギャハハ!マイケル(ウェンティンク)のパンツ、座ったら破れちゃったんだって!
<パンツのお尻が破れたマイケル>
21:43 主催のサミー、ドニー、フレッドはくっついて何を話してるんだろぅ?
21:47 シニアラテンでジャイブの速度を上げるのは親切か否か?
21:50 プロスタンダードショーダンス 2組だけのエントリー。とりあえず女子が回転できますよね。
22:03 ガイジン全てが上手いワケじゃない。身体の硬い子、リズム感の悪い子もいる。
22:08 お!この曲いいなぁ…早速調べて買おう。iPhone便利だなぁ。
22:12 51番の子、おっぱいハミ出しそうです。それにしてもジョシュくん(マイケルの彼氏?)横顔めちゃ可愛い!キュンとくる(#^.^#)
<可愛いジョシュくん>
22:15 司会のおっさん、シリアスなジャイブってなんじゃそりゃ?で、踊ってるし。
22:18 ライジングプロラテン開始。20カップル一緒に?大変だな〜。勝也ガンバレ〜、股関節曲げろ〜っ!
22:53 21歳以下ラテン。ルンバもパソも曲が遅い。ゆっくりなのって難しいゾ。彼らはコントロールができる年齢なのだろうか?アチコチで応援合戦が起きてるのは楽しいね。
23:05 お!勝也君セミに残った。良かった(^o^)。10人のセミなんだ…。
23:40 おっと危ない!シニアスタンダードの人が靴脱げて転倒寸前。
23:55 プロラテン最後のジャイブ。ここで全員起立!盛り上げ上手だね。
00:07 シニアのおじちゃんたちの表彰式を裏から見てるけど、オシリが案外カッコ良くてビビる((@o@))立石組は3位に入賞。もう1つ上の段でも良かったんだけどな…。 〜つぶやき終了〜
その後、ジャッジが全員招集されてジャッジ会議。議長は大殿ドニー・バーンズMBE様。 世界的に有名なジャッジの面々がずらりとそろった光景は圧巻\(◎o◎)/! ジャッジ会議と言っても、次の日からのジャッジパネルとスケジュールが発表されただけでしたが、全く私語も無く、誰一人として疲れたと文句を言う人も無く…大人の集まりなんだから当たり前のようですが、こんなに静かで集中したジャッジ会議を見たのが初めてだったので、恥ずかしながら驚きました。「何か質問は?ではこれで終わります。また明日」もちろん英語ですが、ドニーは話をするのがとても上手なんです。明先生は「世界のダンス界の重鎮をしきるドニーってカッコイイ(*゜o゜*)」と惚れ直していました。
夜中に終わると、温かいものを食べられるレストランが無いのが難点。2時頃までオープンしてる1階のバーでサンドイッチぐらいしかありません。でも立石組と一緒に行き、なんと賞金でごちそうしてもらっちゃいました。スミマセン、ごちそうさまでした(^^ゞ
<3位に入賞した立石組と一緒に>
*注1 ステさんとは元世界チャンピオンのマイケル・ステリアノス氏の事。彼はロンドンで5つの競技会を開催しています。規模は大きくないけどジャッジが豪華で、トップダンサーもビッグコンペ前の試し打ちのように出場します。
*注2 サミュエルとは元世界チャンピオンのサミー・ストップフォードとバーバラ・マッコールの10歳になる息子。ブリテンズ・ゴット・タレント(Britain’s Got Talent)とは、あの普通のおばさんだったスーザン・ボイルや携帯屋で働いてたポール・ポッツを世界的なスターにした、イギリスの素人オーディション番組。