ちょっと手短に・・・
須田雅美
2010/6/21
私が書く文章は、マニアックで長い…と不評なので、今回は短くしようと思います。
まずは月曜日に開催されたプロスタンダードライジング…これは応援する日本人の選手が落ちてしまった時点で興味が無くなってしまいました。最後まで見てはいませんが、UK選手権のライジングスターで決勝に残っていた選手は予選の時から運動に焦りが無く、自信に満ちたパフォーマンスができているという印象を受けました。
前回の好成績に裏打ちされる自信は確かにアドバンテージになるのですが、「自分達はこのコンペのためにしっかりと練習を積んできたんだ」という自信が持てたら、他のカップルに負けないようなパフォーマンスにつながると思います。だから練習って大切なんです。ま、もちろん内容にもよりますけどね。
日本人選手ではいま、橋本剛・恩田恵子組の成績が伸びています。彼らのダンスは小難しい感じが無く、サッパリしているのでジャッジから嫌われにくい。身長も高いからムーブメントが大きく、目にとまりやすいのでチェックは入りやすいと思います。でも、どうだろう?身長の高さでは見劣りしないけど、厚みが無いのは弱々しい印象につながります。そして表情が子供っぽいので、表現がステップと合っていないように見えてしまいます。「この子は将来性があるぞ」と橋本組を喜んで教えている外国人コーチ達は、世界中の才能あるダンサー達も大勢教えています。ですから、是非とも橋本組には今のうちに、1年とは言わずとも長期の海外留学をして自分のダンスを見つめ、海外のダンサーと肩を並べられるようになって欲しいと思います。
さて、火曜日はアマラテン。『スゴク素敵☆』って感じのダンサーがいないのが現状です。 今回は出場組数がちょっとだけ少なかったので良かった点と残念だった点がありました。イタリアとロシアのIDSFというアマチュアの団体が「ブラックプールダンスフェスティバルの全英選手権に出場してはいけません。出たらペナルティが科せられますよ。」とおふれを出したために出場組数が少なかったのです。
チャンピオンのシルデ、ファイナリストのザイチェフ、セミファイナリストのランガラなどが出場をしなかったので、その空いたポジションに滑り込もうと頑張るダンサーが多かったみたい。だからある意味見ごたえがありました。 昔からスカンジナビア半島のデンマークやスウェーデン、ノルウェーからは多くの名選手が輩出されています。特に最近ではデンマークのチームワークが強固になり、元世界ファイナリストのレネ・ミケルセンを「ママ」と呼び、その元にカルメン、ブライアン、ガルケ、コングスデール、ストッケブロエなどプロで活躍した有名なチャンピオンダンサー達が集結して、そこに集まる選手達を育てているようです。また中国の選手も以前より増えて、アマチュアの部門でもアジア人が多く活躍するようになったのは国際競技として華やかに見えました。金髪、黒髪、赤毛…とてもカラフルです。でも、ロシアの妖艶でしなやかな女の子達をたくさん見ることができなかったのは残念でした。
さて、プロラテンは…
お〜っと、やっぱり長くなっちゃう。ってことで、また次回をお楽しみに。