ケープタウン到着

須田雅美

2009/9/28

日本からクアラルンプールで乗り継いで南アフリカまで…待ち時間の約5時間を入れてとりあえず約23時間。
なぜ「とりあえず」かというと、出発間際に知らされたのですが、クアラルンプールからケープタウンへは直行便がなくてヨハネスブルグに寄航し、乗客の乗せ替えとクリーニングをするために約1時間半の待ち時間があったからです。そこからヨハネスブルグまで約2時間。合計で何時間?26時間半?と〜っても遠いです!!でも、クアラルンプールから到着したその飛行機は、その後アルゼンチンへ向かったんですよ!!
もちろん乗務員は変わっていますが、機材はそのままでしょ?これだけ酷使するんだもん。点検がいかに大切かってわかりますよね。

到着すると私の名前のボードを持った人がエスコートしてくれるはず…。いないよ(汗)!

ちょっとうろついてると来た来た。優しそうな太っちょの黒人さんが、Ms. Masumi Sudaと間違ってはいましたが、私の名前が書かれたボードを持って来ました。挨拶をしいて歩き出すと、ササッとポーターが寄ってきて私の荷物をするりと奪い、一緒に歩き出しました。「タクシードライバーには一切お金を支払う必要はありません。」とAnnaさんからのメールに書いてあったし、ドライバーさんも何も言わないからこれは…む〜ん…と考えつつワゴンタクシーに乗り込むと、荷物を積み終えたポーターが「マダム、ポーターに何かお忘れではございませんか?」とチップを要求してきやがった(怒)やっぱり!世界中どこに行っても、旅行客にやたらと近寄ってくるのはいくら許可証を持っていても泥棒の類いと同じだっ!とムカつきながらチップを渡した。なんかくやし〜〜(>皿<)

さてさて、「どこからお越しですか?」と丁重なドライバーさんに「日本、東京だ」と話すと「やはり、日本の方でしたか。コニチワー!お名前をうかがってもしや…と思っておりましたが。私、日本の『武士道』に興味がありまして…。」などと話されても武士道には精通していないので、「最近の日本男児は全然武士道なんかじゃないですよ。」と教えてあげました。夢を壊したかな?

しばらくするととテーブルマウンテンらしき山が見えてきたので「あれはテーブルマウンテンですか?」と聞くと、「そうです。あちらがテーブルマウンテンで、その横がライオンヘッド、でも絵葉書などに写っている写真の裏側にあたります。観光には行かれるんですか?ケーブルカーで上に登れるんですよ。」あ、私、山登りにも興味がありません。1人じゃ怖いし…。「行きませんよ。仕事で来たので、時間がないんです。」と言ってると「何か他にケープタウンで知りたいことはありませんか?」って、サービス精神旺盛だなぁ…。「あ、あちらがインド洋でこちらが大西洋です。ケープタウンではスシも食べられますよ!」って…私、おスシにも興味ありません。悪しからず…。

空港から20分ぐらいでホテルに到着。Westin Grand Arabella Quaysは、まぁ、普通にWestinです。
超豪華ではなく、支払った分だけの良いサービスが受けられるホテルですね。
到着が11時ごろだったので、「申し訳ございません。お部屋がまだ準備できていないのです。しかし、R400を余分にお支払い頂きますと、最上階のエグゼクティブフロアに今すぐご案内できるのですが…。」
くっそ〜見え透いた手を使いやがって〜。まぁ、今回は主催が全て支払ってくれてるので、はみ出した分だけを支払えば良いのだから…と決定しました。これには先ほどの「支払った分だけのサービス」を受けられる特権があり、「眺めの良い、広い部屋」「朝食・軽食・夕食・カクテルタイムを無料で提供する最上階特別ラウンジの利用」他にはファックス・コピー機があったり、バスローブが付いてたり、多分バスルームも他とは違うハズです。 そうそう、WestinといえばHeavenly Bedですね。寝心地の良い硬さのベッドがウリなんです。実際、ホテルでもこのベッドを売ってたりするんですよ。明先生は確かこのベッドと同じブランドのマットレスで寝てるんじゃないかな?私も次はこれに決めてるんです。けど、ちとお高いので、今のベッドがグダグダになるまで使ってからのお楽しみです。

初めての国で、一人旅で、日本人が1人も居ない環境で…って緊張ばかりでは仕事が上手くいかないと思い、
他の人より一足先に到着しようと思ったら、飛行機が毎日飛んでいないから二足も先に到着しちゃった。
だからおそるおそる町を散歩してみましたよ。それはまた今度書きますね!