SHURABAあと3回です
須田雅美
2009/7/25
今日で平日の夜公演は終了。明日の土曜日は昼と夜の2回、明後日の日曜日は千秋楽で昼公演のみ…あと3回になっちゃいました。毎日毎日同じ事を演じているはずだし、今回のようにキャリアのある方々が揃っていても、なかなか演出家の井田さんが喜んで下さるようなお芝居にならないもので、今まで2回だけかな?「今日は良かったです(^◇^)」と満足気な笑顔を見ることができたのは…。
出演者の皆さんは少しお疲れ気味なのか、慣れてきてしまったのか、頑張ってるんだけど、なんとなく全体的に覇気が無いような気がします。お芝居はナマモノだと棚橋さんが言っていましたが、全くダンスと同じだと思います。観客の前でライブパフォーマンスする場合、一期一会という気持ちを忘れてはいけないし、常に最高の状態で発表しなくてはいけません。そのためには自分が常にフレッシュな気持ちであることが大切だと思います。私達はチャンピオンになってからずっと、自分達がいつも新鮮でいられるような努力をしてきました。何をしてきたかは勝負の世界では作戦なので、自分達の生徒にしか教えられませんが…。
公演後半にさしかかっても、なお、井田さんが毎日のように変化を加えられるのは、最良の物に近づけるためであって、新しい刺激を与えるためではありません。でも、アラフォー組の大鶴義丹さんや水谷あつしさんは「毎日同じじゃつまんないじゃない。」なんて言って、ちょっと言葉を変えてみたりしてるんです。傍で見てると面白いって思うけど、相方だったらスッゴイ迷惑!!一度なんて「あなたのお名前は?」って聞くところを、「あなたのおニャまえは?」って言ったんです。言われた方は笑うわけにいかず、随分困っちゃったはずです。でも経験の少ない役者はウケを狙って真似しちゃダメです。お話の筋が通らなくなっちゃったら大変ですからね。今回それを一度だけやって、即座に先輩にダメを出されちゃった人もいました。
今回の私達は一人二役って感じなの。オープニングのダンスシーンとラストシーンで主役の2人と踊るシーンでは井田さんいわく、「この屋敷に住む妖精」。前回のお芝居では妖怪に近かったから、ちょっと可愛くなったかな?稽古場ではヤモリみたいな感じで…とおっしゃっていたけど、劇場に入ってから黒猫に変わりました。うん、それならやりやすいかな…。音楽もタンゴ調だし、黒猫のタンゴか♪古っ!
登場は私が上手の1階、明先生は2階の玄関ドアから。離れ離れは不安で、出を待っている間中ドキドキしています。
そして劇中の回想シーンで登場するときは、その屋敷の主の母親に社交ダンスを教えた、海外でも活躍中のプロダンサー「大島和彦」と「小島加代子」。下手の2階部分から、セリフを言いながらの登場です。
衣裳はダンスシーンも含め、持ち込み…つまり自前です。多分、出演者の中で一番高級な衣裳を着ているんじゃないかな。
芝居「SHURABA」に関する詳しい内容は、
劇団たいしゅう小説家http://www.h4.dion.ne.jp/~tai-setu/をご覧下さい。