BOURNEMOUTHに到着
須田雅美
2006/1/18
2006年1月16日(月)午後18時、BOURNEMOUTHに到着しました。
ロンドンから車で約2時間、小雨の降る中を南下してきました。今年は暖かいのか、雨のせいなのか?寒がりの私がコート無しで外を歩ける気温です。
昨日はユニバーサル・オープンという競技会があり、みんなの応援に出かけたので帰宅が夜中過ぎ…そこから嶺岸組と二組で、コンペ後恒例のディナーミーティング(??)朝から明が仕込みを入れておいた煮豚;通称「にぶたん」がメインのお食事だったので、なんと4合ものご飯が空っぽに(*□*;)!ネギちゃんは煮汁まで飲み干してくれました。コンペで一所懸命踊って汗かいたから、身体が塩分を欲してるって感じでした。コンペはといえば、横田組、笹谷組もエントリーしていましたが、残念ながら二組とも準決には進めませんでした。日本人選手ではスタンダードで石原正三組、ラテンでは山本組がファイナルに進みました。結果は聞かずに帰ってきてしまったので分かりません。あ、アマチュア部門でも日本人選手が健闘していました。正ちゃんの弟の石原組と瀬古組がそれぞれスタンダードとラテンの部で準決勝まで進んでいました。日本人選手の中でよく踊っていたのはラテンでは長島組。身体を良くコントロールしながら音楽表現にチャレンジしていました。モダンでは岩城組の音楽性の才能を再確認しました。1次予選は音楽が非常に速くてどの選手もバタバタと音楽を追いかける中、彼らだけが常に先取りをして悠々と踊っていたのです。そして嶺岸組の音楽性は、当たり前のように身体が正しい使われ方をした上で表現できるものだという事を実証しているかのようでした。
さて、今日はコングレスがあったのでお部屋に荷物を入れてすぐにお勉強に出かけました。 田中英和先生、シルパ・スータリ、ファビオ・セルミ、エスパン・サルバーグがモデルを使ったり 自分で動きながらそれぞれのレクチャーを行ったのですが、皆さんお気づきですか? どの講師も母国語が英語ではないのです。各国から集まったダンスのエキスパートと 呼ばれる方々や競技ダンサーを目の前にして、それだけでも大変なプレッシャーではありませんか!!エスパン以外は 「あれ?この英語合ってます?」なんて会場の聴衆とコミュニケーションを取っていたのが印象的でした。田中先生のレクチャーには遅れてしまったのですが、関西の木下組、末富組、青木組の3組が美しいフォーメーションを披露してくれました。レクチャーに参加していつも思う事は、なんだかんだ細かい事を言っているようでも、結局どの講師も「ダンスを踊る上で基本的に大切な事」を語っているという事です。競技ダンスとは、リズムによって種目が違い、それぞれに基本のステップや決まりごとがあり、男女のカップルでお互いに役割をもって音楽や感情を表現する芸術的な運動を競い合うダンスである。これが今日のレクチャーの「まとめ」かな。当たり前だけど、基本型がなくちゃバリエーション(変化型)なんてありえないんですからね。
明日からのUK戦も当然そういうキビシー目で観戦しようと思っています。