SHURABA

須田雅美

2009/7/16

本日7月15日(水)、稽古場でのリハーサルが終了し、いよいよ明日から小屋(劇場)での場当たりとリハ、そしてすぐに本番へと突入します。

出演者の皆さんとの顔合わせが6月26日でしたから、約3週間で本番を迎えるのです。私達はダンスパフォーマーとしての出演ですから、音楽を頂かないとある意味仕事ができません。その音楽が出来上がって手元に届いたのが7月2日で、そこから振付けを考えたので、実際にお稽古に参加できたのが4日からでした。が、本職が忙しくて、毎日のように参加する事はできず、本番1週間前になってようやく皆さんの配役とお名前が一致しました。

私達はお芝居のオープニングに踊らせて頂きます。音楽はタンゴ調だったので、ルンバとチャチャチャをミックスしたようなダンスに仕上げました。私達が踊っている後ろに、ストーリーをすこし匂わせながら出演者達が次々と現れる・・・。歌わないミュージカルみたい。自分達は踊ってしまっているので皆さんとはどんなコラボになっているのか、見えないのですぅ。観客として観たいっす!

そして、セリフの部分ではダンス教師役として登場しますから、明先生が中村知世さんと少し楽しそうなズンチャッチャ♪とワルツ(かな?)をほんの少し。ラストにもう一ヶ所登場するシーンがあり、ここでは主役のIZAMさんを私、中島史恵さんを明先生がエスコートして、お2人をフロア上で出会わせます。主役お2人がワルツのようなスローを踊られて「完」。

役者さんに振付けをする時には、複雑にしないで、演出家の井田さんのご注文をうかがってから移動の仕方を考慮して振付けます。複雑にしない理由は、役者さんにはお芝居に集中して頂きたいからです。中島さんはテレビの「シャルウィーダンス」にも少しだけ出演されたことがあるらしく、バレエと日舞もお稽古に通われているので非常に呑み込みが速かったです!手足が長いので、靴の履けない稽古場で明先生はちょっと背伸び状態です(ゴメン、明先生!!)中島さんの役の高校生時代を演じる中村さんは、楽しそうな「初めてのお姫様ダンス」を表現するのに何度かスピンを入れていたら、突然バタンって倒れちゃった!目が回っちゃったんですって。初めて見ました、目が回って倒れちゃう人って実際にいるんだぁ!と変な感動を覚えました。ということで振付けは変更され、無事に1日2回公演でも全く問題ナシになりました。IZAMさんとのダンスはワルツの3歩ずつっていうのが慣れないらしく、少してこずっていましたが、大丈夫になりました。中島さんがお休みだった日に代わりに踊った時は、最後のシーンでかなり接近するので、ガラにもなくドキドキしちゃいました(照)

明日の小屋入りを祝して、出演者が集まって居酒屋さんへ行きました。あんなにたくさんの役者さんが入店してきたら、店員さん浮き足立っちゃうよ。フツーはね。でも、今日行ったお店は日本語もあまり通じない中国人の方だったから、そんな心配は無用でござった(なぜ時代劇調?)。大鶴義丹さんがやたらと「ハチノス大盛りね」と注文されていたのがおもろかったです。この飲み会の写真は大鶴義丹さんのブログ「不思議の毎日」にアップされています。どうぞご覧下さい。

…明日からはもっと緊張するんだろうなぁ…

芝居「SHURABA」に関する詳しい内容は、
劇団たいしゅう小説家http://www.h4.dion.ne.jp/~tai-setu/をご覧下さい。