また行っちゃった、ロシア
須田雅美
春に「また行けたらいいな…」と宣言していたロシアに、年内に再び行く事ができました!シンガポールも「行きたいな〜」と思ってたらジャッジとして呼んでもらえたし、願えば叶うって証明しちゃったぁ(*^^)v
12月15日〜18日まで、ロシアのカザンという都市で開催されたWorld South American Showdance 2011(世界ラテンショーダンス選手権2011)の観戦に出かけました。今回は、日本代表に選ばれていた中村隆裕・山田貴子組が明先生の手掛けた作品を踊るというので彼らの応援と、そして世界では今どんなショーダンスが踊られているのかという事を知るための観戦です。偶然にも北條章宏先生がジャッジとして招聘されていたので、3人で訪露する事になりました。大企業だったら絶対にありえないのですが、会長、社長、取締役の3人が同じ飛行機で出発するので、スタッフミーティングでは「何かあったら後は頼んだ!冬の発表会は予定通り開催してくれ!」とお願いして出発しました。
もちろん今回も外交担当は私の役目。北條先生に関してはJBDFの渉外部の方が現地との連絡をして下さいましたが、私達も観戦に行きたいと担当のマリーナさんに伝えると、ロシアプロダンス協会の会長スタニスラフ・ポポフさんが「ビザ申請用の招待状を発行しましょう」と直々にメールを下さり、感激しました(人´∀`).☆.。.:*スパシーバ☆彡
<招待状を頂きました。スパシーバ!>
12月15日 成田のアエロフロートカウンターでチェックインし、銀行でルーブルに両替していると金光組に会いました。午後1:05モスクワに向けて出発。機内は空いていたので、エコノミーでも横になって寝ながら飛べてラッキー☆飛行時間は10時間20分だから、私にとっては「ロンドンより近いっ!」って感覚です。機内食には全く期待をしていない私はおにぎりを2つ持ち込んで準備万端(^^)v 現地時間の18時半ごろにモスクワ到着。金光組は1日早く現地のカザンに飛ぶのでここでお別れ。昔に比べてスイスイ通れるようになった入国審査を通過して手荷物受取に向かいました。前回の4月は大震災から1か月後だったので、ガイガーカウンターを持ったお姉さんにチェックされましたが、「今回は何もチェックしなくていいのかい?まだ問題になってるんだよ!」って言ってやりたかったほど。親子で携帯電話をイジッてる彼らがおかしくて写真を撮っちゃった(^^♪
<ガイガーカウンターでのチェック無し>
何度も驚いちゃってるけど、本当に清潔で明るくなったこの空港。
でも、昔から変わらないことが一つだけあるのよね。それは、荷物を取って外に出ると、白タクの運転手達が「タクシー?」って声をかけてくること。断っても断ってもゾンビのように次々と襲いかかってくるヤツらに向かって「ニェ スパシーバ」と呪文のように唱えながら冷たくバッサバッサと振り払い、ズンズン進んで出口まで行かなければなりません。今回は旅行会社を通じて送迎をお願いしてあったので、係のお兄ちゃんの後ろを歩いてるっていうのに声をかけてくるんだから!でも、その粘り強い営業の努力は素晴らしいよ(-_-)
そして外に出ると冷たいみぞれが降っていました。
<みぞれ降るシェレメチェボ空港から市内へ向かいま>
マイクロバスに3人だけで乗り込み、モスクワ市内へ向かいました。途中の道が混雑しているのは春に体験済みの私達…北條先生には「モスクワ市内まで渋滞がすごいので、1時間半以上かかりますよ」とお伝えしておいたのですが、あまりの渋滞に北條先生も驚いて「こりゃヒドイなぁ…」と何度も何度も繰り返してうんざりしてらっしゃいました。
<いつもの渋滞です>
やはり1時間半以上かかってようやくホテルに到着…今回宿泊したのは赤の広場にほど近い、Hotel Metropoleでした。
ちなみに、ロシア旅行をする場合、日本人は必ずビザを取得して行かなければなりませんが、そのためには宿泊先が明らかである必要があります。ですからロシア国内でさえ気軽に旅行ができないのが難点です。
メトロポールはとても大きなホテル。グランドホテルっぽい建物のつくりで、ガイドブックによると1901年創業の最高級ホテル。きっと創業当時は華やかだったろうな…と思わせるような広いロビーでは、大きなクリスマスツリーが迎えてくれました。
<クリスマスツリーがお出迎え。ノビーを探せ!>
外と中の気温差は結構なものですね…外から入ってきた明先生の顔は凍り付いてる(笑)
<外は寒いんです!>
「え〜っと、このホテルのどこが最高級なのかしら〜?」…なんて、電気が切れちゃってるシャンデリアを見ても思いませんよ、ここはロシアなんですから!
<電球の1個や2個、切れてるのが当たり前?>
お部屋で荷物を少しだけ広げて、北條先生と一緒にロシア料理レストランへ!
ホテルから2~3分歩いて赤の広場の手前にある「ゴドノフ」の中に入ると、いきなりものすごい音量でロシア民謡が!!とても楽しげな音楽とは全くミスマッチで冷たい表情の受付嬢とクローク係を蹴飛ばしたくなりながら席へ案内されました。このレストランは元修道院の食堂を改装したというけど、なんというか極彩色?絢爛豪華な赤の間に通されました。
民族衣装を着たバンドがブンチャッ、ブンチャッと演奏し、ドピンク衣装のお姉ちゃんがコロコロとした声で歌っている。ロシア人の客がタバコをバカスカ吸いながらガンガンお酒を飲んでいる…ウルサいっ(-_-メ)おまけにクサい(-ω-)ロシアはまだ分煙が進んでおらず、しかもロシアの煙草は臭いんです。
お魚好きの北條先生は最初にニシンを注文したんだっけ?ロシア料理は量が多いので注意が必要です。誰かとシェアしながら食べることをお勧めします。
北條父子はそろってボルシチを注文。日本では生活時間帯が違うため、ほとんど一緒にお食事をすることが無い二人が黙々と「ロシアのおふくろの味」を食べる姿は、まるでお家でお味噌汁を食べているような光景でした(*^_^*)
北條父子はこれまたそろってビーフストロガノフを注文。
ここのお店はパンを器にしてある楽しい演出。これって日本のパン屋さんがで真似したようなものを売ってますよね。
私はチキンキエフを注文。衣がサクサクでお肉が柔らかく、中からどわ〜っと出てきたバターに罪の意識を抱きながらも美味しく頂きました(*^^)v
お食事を終えて北條先生とはお別れの挨拶を…
ジャッジのお仕事がある北條先生は、翌日の早朝の便で目的地カザンに飛ばれたのでした。
北條先生、美味しかったです!ごちそうさまでしたm(__)m