大好きなマトリョーシカの国へ

須田雅美

突然ですが…
私、マトリョーシカって大好き!木のダルマみたいなお人形の中から次々と同じ柄のお人形が、どんどん小さいサイズになりながら出てくるのが楽しい☆と、今でも思います。

<私のマトリョーシカコレクション>

そのマトリョーシカといえばロシア…
明先生がモスクワで2011年世界プロフェッショナルラテン選手権大会のジャッジを務める事になったので、私もくっついて観戦に行ってきました。

今年の開催国はロシア、開催地はモスクワ…と知った時、私は「ひゃっほ〜ぅ」と喜び、明先生は「なんだロシアかよ〜」と少し落胆気味でした。自分達が世界選手権に出場してから10年…引退した時には「毎年、世界選手権は観に行きたい」という思いでしたが、毎年開催国と開催日が違うのでスケジュール調整が難しく、なかなか出かけるチャンスがめぐってこなかったので、とても良い機会でした。

私達が前回ロシアを訪れたのは2000年の秋「クレムリンカップ」という競技会に出場するためでした。なんと、あれから干支が一周したのか…WOW!その時の思い出はたくさんあるけど、控室がアラン・トンズバーグとセレナ・レッカと同室で、アランが親切にクソ不味いコーヒーを買ってきてくれたり、セレナと一緒にウ〇コ臭いトイレに行って吐きそうになったなぁ…これで明先生がロシアと聞いて落胆気味だったのがお分かり頂けるかしら?
それで私は?と言えば…元バレリーナで幼い頃からボリショイバレエのメソッドを軸にレッスンを受け、ソ連(って国でした!)や共産圏のバレエダンサーや先生方に触れる機会が多かったので、どんなに嫌な経験をしても『ダンサーとして』ロシアに対しての憧れは消えないのでした。

くてはならないし、空港からホテルまでの交通手段も決まっていなければならないらしく、ビザを取得するには時間やお金がかかります。よっぽどロシア語か英語ができる方でなければツアーに参加されることをお勧めします(^_^;)私達は主催者から送られてきた公式の招待状と予約済みのホテルバウチャーを提出し、旅行会社に全て手配してもらいました。

<公式インビテーションとホテルバウチャー>

今回招待されたのは明先生だけですから、私はエアチケットもコンペの入場券も自腹です。だからちょっとでも安い飛行機を…ってことで今回はアエロフロートに決定!2月にうちの勉くんがアエロフロートを使ってロシアに留学をしたので情報をゲット…キャビンアテンダントのおねーちゃんが可愛い、座席にパーソナルモニターは無い、天井が壊れて水が降ってくる等…うん、そんなの平気だよ、大丈夫!と言いながら予約しました。

4月のモスクワの平均気温は8度…まだまだ冬。すでに温かくなりつつあった東京を出発するので、クリーニングに出す直前の冬服と革のコートをスーツケースに詰め込み、行ってきま〜す(^O^)/

<アエロフロート・ロシア航空>