やっぱり井田さんってスゴイ

須田雅美

2009/7/23

私はあまりテレビを見ない…バラエティ番組やお笑いは内輪受けしているだけでうるさいし、ドラマは毎週見られないのが悔しいから。見るとしたら時代劇か、一話完結の刑事物の再放送…たまたまテレビつけたらやってたって時にですが。海外ドラマは英語の勉強になるので、ほぼ毎日帰宅後にメールチェックや事務仕事をしながら見るんですけどね。てなわけで、日本のタレントさんってあまり知らないんです。でも、今回のお芝居の出演者をチラシで知った時には、こんな私でもテレビで見た記憶がある役者さんが名を連ねているので、これはチケットが完売になっちゃうんじゃ ないか?と思いました

主役は元歌手で今は役者として活動をしているIZAMさんと、元シェイプアップガールズで、今は女優、レポーター役としても活躍中の中島史恵さんのおふたり。その脇を、山田スミ子さん、山崎直樹さん、大鶴義丹さん、水谷あつしさんというテレビや舞台で主役や重要な役を務められるような方々が固めています。ですから、お稽古の時から迫力があるし、安心感がありました。前回の「幸せの向こう側」で重要な役をこなされた棚橋幸代さんも経験が豊富でとてもまじめな性格の方なので、お芝居もブレず信頼できます。今回のお芝居の宣伝のために結成されたSHURABA BOYSはちょっとお兄さんの富田翔さんをリーダーとして、早田剛くん、Takuyaくん、加藤良輔くん、平山佳延くんの5人組。それぞれにテレビやお芝居ですでにキャリアを5年以上は積んでるのかな?といった面々。のびのびと等身大の役柄を演じている様子。だからかな?稽古場でも楽屋でもふざけだしたら止まらないって感じ。時々ハメをはずしすぎたり、自分が関係ないところだと寝ちゃったりする子もいて…まだまだ青いね。

私達がセリフ付きで出演するシーンに出演しているのは齋藤遼くんと中村知世ちゃん。遼くんはこのお芝居の出演者で最年少の18歳。稽古の休憩時間に良輔くん、知世ちゃん、遼くんと4人で雑談中、「おいくつですか?」と聞かれ、正直に「41歳だよ。」と答えると全員驚愕して(何故だい?)、遼くんは「僕のお母さんと同じだ。」となんだか嬉しそうにつぶやきに近い声で言ったのよ。しかも、帰り際には「お母さん、さようならぁ」なんてふざけて言うし(-_-メ)でも可愛いから許すぅ(^O^)彼の親戚のおじさんはThe Convoyっていうダンスパフォーマンスグループのメンバーらしい。ダンス習った方がいいよ、今後のために…猫背も直せよぉ〜。
知世ちゃんのことは前にも書きましたが、目が回って倒れちゃった女の子。ボウケンジャーのボウケンイエローだったらしい(皆さんご存知ですか?)。可愛いけどすごく人見知りなの。でも意外にアクティブだし、しっかり将来のことも考えているみたい。ゆうこりんのように、タレント活動だけじゃなくてケーキ屋さんなんかを経営してみて欲しい女の子です。

出演者の皆さんは芸能プロダクションに所属していますが、私達ともう1人の出演者だけはちょっと特殊ですね。そのもう1人の渡邉秀雄さんは、実は会社を経営する社長さん。「幸せの…」が初舞台だったのでその時にお話をうかがったのですが、どうしても役者になるという夢が捨てきれなくて、井田さんと知り合い、役者として舞台に立つという夢を叶えた方です。

こんな出演者を指揮するのは井田國彦さん。ご自身が役者さんであり、音楽も作曲されたりするので、お稽古の時の指摘やお手本が的確だという事は前回のお芝居に出演させて頂いた時と変わりません。私達が踊るオープニングのシーンも、1階、2階のアチコチから出演者が演技をしながら登場するのですが、稽古場ではどんな感じになるのか分かりませんでした。でも舞台リハーサルで初めてビデオを撮った時にそれを見て驚きました。セットの中で照明が付いた状態で見るとすっごく面白いんです。井田さんに「ここまで計算して作られるんですか?」とうかがうと「そんなに計算してないんです。」とおっしゃいましたが、経験で自然と組み立てられるんでしょうね。お芝居の部分ではキャリアのある役者さん揃いなので、彼らに任せていらっしゃる様子で、やんわりと交通整理されているように思います。もともと、とても穏やかで優しい方なので、「オレ的には面白いんだけどね…」とか、「無理というならそのままでもいいんですが…」などと私達も含めた全ての役者さんに伝えて下さるのですが、この「…」部分に「それはダメ」とか「絶対直した方が良い」という気持ちを込められているんだなぁと痛いほど感じます。

せっかく井田さんが私達を使って下さってるのだから、まずはダンス部分を完璧に!お芝居の部分は迷惑をかけないように頑張ります。

芝居「SHURABA」に関する詳しい内容は、
劇団たいしゅう小説家http://www.h4.dion.ne.jp/~tai-setu/をご覧下さい。