Hawaiian Wedding その2 「ガーデンアイランド カウアイ島」

須田雅美

2008/8/24

6月の激烈に忙しい時期、ドニー先生の3度目の結婚式に出席する為にハワイへ飛びました。
昨年の50才のバースデーパーティーにも来て欲しそうだったけどデモがあってお祝いに行けなかったから、今回はお祝いに行こう!ってことになったんです。

ハワイって言ったってカウアイ島。
10年以上ハワイなんて出掛けてなかったのに、よりによって乗り換えしなきゃ行けないカウアイ島なんて、ガックシ…。
しかも忙しいから、できれば到着して結婚式に参列して次の日には帰国したいぐらいだったのに、移動を考えたら最低3泊5日の旅になってしまうと知り、諦めた。
ま、普通のツアーって3泊以上ですもんね。
そしてオアフ島に泊まるのも諦め、ドニーに結婚式を挙げるカウアイ島のホテル「プリンスヴィル リゾート」に部屋を取ってもらいました。
どんなところだろう?と、久々のハワイ旅行だし、ガイドブックを買って下調べをして3泊5日を満喫するぞ!と本屋さんへ…。
まずは色んなガイドブックを比較して…と立ち読み。が、どのガイドブックにもほんの数ページしか載ってない!
「シダの洞窟」や映画の南太平洋のロケ地になった「ハナレイ湾」が有名な「ガーデンアイランド」らしい。
なんじゃ?ようするに何も無くて、日本人があまり行かないところ?ヤダヤダ!!ハワイって言ったらロコモコ、スパムおにぎり、ABCマートでしょ?無いの?そんなのハワイじゃないよ〜(泣)
でもとりあえずホテルは高級そうだし、ゴルフ場もあるし、お食事はホテルじゃなくてもタクシーで出掛ければ何かあるよね。
よし、じゃ、ゴルフとビーチで楽しもう!と切り替えて飛び立ちました。

ホノルルに到着して乗り換えの為に一旦外に出ると、明はウロウロ…そう、愛煙家の方々にはとっても不便な国ですよね。
結局見つからなかったみたい。屋根が有るところでは、いくら屋外でも禁煙ですからね。
私は嫌煙家なのでこういう条例は大歓迎!外に出てみると「う〜ん、ハワイだ〜!」っていう空の青さ広さ。
そして右側通行する左ハンドルの車。なぜか開放的な気分になるんですよね。
その開放感も手伝って(?)シュガーフリーが存在するなんて、さすがアメリカ!と、さっそくマカダミアナッツ入りチョコレートを購入。滞在中のおやつです(*^0^*)

初めてハワイで国内線に乗ったけど、カウアイ行きの待合所にいる日本人は私達だけでした。
しつこく喫煙所を探す明と別れて座ってると、フィリピン人のおばあちゃまに「あなた、フィリピーナ?」と聞かれた、しかも「フィリピーナでしょ?」って感じで断定的に…。
良く間違われるけど、違うっちゅーの。肌も焼いてないからまだ黄色いのに。
私がジャージだったからだろうか?確かに、普通日本人だったらもうちょっとキレイなファッションしてるかもね。
でも、あのおばあちゃま…私がフィリピーナだったら何を話したかったんでしょう?

ホノルルからほんの30分ぐらいでカウアイ島に到着。
うひゃっ!荷物が出てくる所が屋外だよ!荷物が出てくるまでそこらじゅうに置いてあるカウアイ島のパンフレットをかき集める…あまり役に立ちそうなのは無いし、ほとんどが英語。
ま、いいや。だってどうせ英語で過ごすんだからね。とタクシーでホテルに向かいました。 タクシーの中でさっきゲットしたばかりの地図を広げて空港からホテルまでを確認…めっちゃ遠い。マジで遠い。
しかも道は島をぐるっと外側にあるだけで、真ん中をつっきるような近道的な道は無い。
道の両脇を見ていると、町らしいところには数件のレストランがポツポツあるだけで、ショッピングモールのようなアメリカらしいものは存在していないようだ。
「こりゃヒドイ…想像以上に何も無いぞ…。」と不安になりつつ40分ほどでホテル付近に近づきました。
どうやらこの辺り一帯はお金持ちの別荘や貸し別荘、ホテル、ゴルフ場で構成されるリゾート村みたい。
「あ~…やっぱり車を借りた方が良かったんじゃない?」と私は後悔の矛先を明に向けて文句をたれた。

ホテルに到着すると白い制服を着たベルボーイとドアマンがレイをかけて迎えてくれた。
中に入ると、ドニーが自慢げに話していた広くて豪華なレセプションとラウンジが広がっていた。

けど、宿泊客が少ないらしく、静かで落ち着いていてなんだかハワイじゃないみたい。
お部屋に案内されてそのホテルが見た目よりデカイ事を知り、中は結構普通だね…なんて話しながら入ったお部屋はオーシャンフロントでした。

荷ほどきって言ったって、ロンドンのように色んな物を出す必要がないから簡単に済ませると、まずはコンシェルジュデスクへ。
ゴルフ場を予約してもらうのです。運の良い事に「ネコモトさん」という日本人の方だったので、何の苦労も無く予約完了。
ついでにディナーの予約もしちゃった。しかし!ここで問題が発覚!3泊の予定だったのに、2泊しか予約が入っていないというのです。
ウェディングの特別レートで予約を入れてあるので、レセプションでは変更ができないから結婚する人に聞いて欲しいって…ドニーはその時外出中で話ができず、ちょっと不安なまま部屋に戻って留守電に「2泊しか予約が入ってないから、結婚式に出席できないよ…」とメッセージを残した。
ま、そうなったらそうなった時で、ホノルルに行って遊ぶつもりになり、まずは水着に着替え、ゴシップ誌をたくさん持ってビーチへ!…アレ?プライベートビーチ狭いっ!んでもって寒いよ~…しかも雨??どうやらこの島は雨が多いという事を後から知りました。
仕方ないからタオルを2枚借りてたからお布団のようにかぶって寝てたので、水着のあとが全くと言っていいほど残りませんでした。ガッカリ。

近くにコンビニも無く、レストランに行くにもタクシーが必要なホテルだったので、結局全てをホテル内で済ます事になったのは少し不服だったのですが、レストランの雰囲気もよく、虹が見えたりサンセットが見えたりと景色も最高で、お料理は地物の魚を美味しく調理されていたし、大満足でした。
今回の旅で特に気に入ったのはAHI(アヒ)という魚。キハダマグロの事らしいけど、身がゴロゴロっと大きく、クセが無いから調理法や調味料で楽しめる便利な食材だと思いました。
それからタロイモ(紫芋)のマッシュドポテトも、甘くてついつい食べ過ぎちゃいました。そう言えば、タクシーの運転手さんが「ここは写真を撮るスポットなんだよ」と教えてくれた場所は一面にタロイモ畑が広がっていて、まるで日本の田園風景のようだったので、ちょっとガッカリしたなぁ。

この島でのゴルフは、1日目は最高で、「やっぱりリゾートゴルフっていいねぇ」なんて言いながら、プレー中に写真を撮ったり景色を楽しんだりしたのですが、2日目のコースは誰もが言う通り、非常に難しいコースで、ボールがいくつあっても足りなくて途中で買い足したなんて初めて!

でも、もう一度挑戦したいと思わせるようなサディスティックな魅力の有るコースでした。
ゴルフダイジェストって有名なゴルフ雑誌の評価でも上位にランキングされていたみたいです。でもアメリカのゴルフって好きだな…。
カートはボールのところまで乗って行けるし、飲み物やスナックを売ってくれる車が巡回してるから楽しくて「外で遊んでる!」っていう感じがするからかな。

あ~、そうそう、ドニー大先生の結婚式に出席する為に来たんだよね~。
では、次回はいよいよドニー大先生とハイディちゃんの結婚式のお話をしますね!

アローハ&マハーロ☆

・・・その3へ続く。