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スタッフコラム

世界遺産クロアチア(ドブロブニク)への旅

山口慶子


ロンドン・インター選手権が終わり、次の朝早くに(殆んど寝ていません)
北條先生のリクエストで私も是非行ってみたいと思っていましたクロアチアの世界遺産の一つ、ドブロブニクへ旅立ちました。
朝の4時半にホテルを立ち、真っ暗な街をガトウィック空港へ向かい、空港には6時前に着きました。偶然にも空港の中でイタリアの元選手で、今はコーチをしているファビオに会いビックリしました。彼はロンドン・インターで多分ジャッジをしての帰りだと思いますが、早くイタリアへ帰ってスパゲッティを食べるのだと冗談を言っていました。
前日が非常に遅く、朝早い旅たちなので私達と同様に疲れた顔をしていました。久し振りのイギリスの競技会は私達にとってもハードワークでしたが、行ったことのない国への旅はその疲れを忘れさせてくれました。



ガトウィックからブリティッシュ・エアー・ウェイで約3時間、ドブロブニク空港に午後2時に到着しました。空港の外に出ましたら、スカイブルーの空とコーラル・ビーチのような海の色の美しさ、又 殆んどの家がオレンジ色の屋根と白の建物で、それが周りの景色に非常にマッチングし素敵な絵画を見ているようでとても感動しました。以前に何回かスペインに行きましたが、それよりもっと美しく感じられました。
空港からホテルまでタクシーで30分位かかりましたが、その間 美しい景色を堪能しながらのドライブでしたのであっというまにホテルに到着しました。
ドブロブニクはアドリア海の真珠と称えられ、クロアチア観光の中で特にハイライトとしてあげられるそうです。
ホテルに着いて一息いれてから、歩いて10分位の所にある世界遺産の中心地である旧市街へ行きました。
そこは高く重厚な城壁に囲まれ、中に入ると石畳の細い道がいくつもあり、その両サイドにはレストランやお土産等を売っている店が並んでいました。
レストランの前の細い道には椅子が沢山並んでいて、人々が賑やかに食事をしていました。
すぐ側に小さな港がありましたので船に乗ろうと港へ行きました。その港は何年も前には世界各地と結ぶ交易港で大変賑わい、ドブロブニクの繁栄を支えていた港だとの事です。現在は観光船やグラスボード等の発着港として利用されている小さな港で、私達はグラスボートに乗ってみました。
その船は近くにある島を遊覧しながら海底の魚を見せるという船で、日本の観光客も5,6人乗っていました。
周囲の景色は大変素晴らしかったですが、目的の魚は黒い色の小さな魚が少し泳いでいただけで、何か詐欺にあったみたいでがっかりしました。



着いた日は非常に暖かく、島の周囲のビーチには水着で肌を焼いている人が多く見られました。中にはトップレスの人もいて北條先生の目に落ち着きがありませんでした。とても美しい景色でしたので、あくる日にビーチの写真を撮ろうと楽しみにしていました。
こんな素晴らしい所でも、1667年の大地震で旧市街にあるスポンザ宮殿以外は全てが瓦礫と化し、又 1991年にユーゴスラヴィア連邦軍に攻撃をうけ、「危機にさらされている世界遺産」のリストに載ったそうです。その後 人々の不断の努力による勢力的な修復で、以前と変わらない位に修復されたとのこと、人々の努力にビックリしました。



私達が滞在したホテルは「エクセルシオール」といって、海岸沿いに建てられた大きく素敵なホテルでした。
中にはフィットネスセンターやジム、プールも完備していて、夏の時期を外したせいかとても静かでした。又 アドリア海を見渡すテラスで軽く食事をしたときは、スナックでしたがとても美味しく、それ以上に景色の素晴らしさと海からの風の心地よさにひたり、長い間元気で頑張ってきた甲斐があったなとつくづく思いました。
ホテルの中には外人の板前さんがいる寿司レストランがありまして、最初の日はそこでお寿司を食べましたが、やはりいまいちという感じでした。外国へ行くと何となく日本食が食べたくなりますが、寿司を食べるなら日本に限りますね。
この市街地周辺はシーフード等イタリアンレストランが多いということで、イタリアンの好きな私としてはハッピーでした。




二日目は朝から雨で写真を撮ろうと楽しみにしていたので非常にがっかりし、昨日の素晴らしい晴れは何処へ行ったのだと天気を恨みました。
それでも雨がやんだ時を見計らって、旧市街へ散歩がてら行きました。時々降る大雨の中をツアーで来た人達がビニールのレインウェアーを着て、それでも濡れながら一生懸命写真を撮っている姿が大変可哀想でした。
私達は総督邸という文化歴史博物館に入ってみました。ここは15世紀初めにゴシック様式でラグーサ共和国総督の住居と会議場として建てられ、ドブロブニクの心臓部といわれた建物ですが、建ててから30年後に火薬による爆発で大部分が壊れ、その後 ルネッサンス様式の建物に修復されたので、人々からゴシックとルネッサンスのミックスした魅力ある建物と評されたそうです。
中に入ると古く暗い建物の各部屋には歴史を感じさせる武器、家具、硬貨、時計、絵画、薬を入れる壷(日本の物もありました)等のコレクションがありました。

一通り見学した後、日本の案内書にのっていたシーフードレストランに行きました。ここでは路上にセッティングしたテーブルで食事をする事が多いせいか小さなお店が多く、その日は雨でしたので店が大変混んでいました。
少し待ってからテーブルにつき、オイスター、ムール貝、蛸とトマトを細かく刻んだサラダを食べました。結構美味しかったので、店は余り綺麗ではありませんでしたが食事はエンジョイできました。

その後で 要塞の壁を利用して作った小さな水族館(魚は余りありませんでした)を見てからホテルに戻りました。
夜はホテルのレストランで食べましたが、レストランは殆んど 日本のツアーの人達だけで、何となく日本のホテルにいるような錯覚をしました。
最近 日本のテレビ番組で紹介されたみたいで、日本の観光客が多いと言っていました。外人は夏のシーズンにどっと押し寄せ、どのホテルも超満員だとの事、テレビでよく世界遺産が紹介されていますが、私達の知らない素晴らしい場所が世界には沢山あるのだなとつくづく思いました。

三日目 今日は最後の日なのに低気圧が通過中とかで朝から雨、昨日とまったく同じでまたまたガックリ、お昼近くになって雨の中を運動がてら旧市街へ行きました。中々雨がやみませんでしたので教会の中を見学することにしました。
日本の教会は見たことがありませんが、イギリスやローマでは何箇所か見学し、中の素晴らしさに感動したことがありました。

中に入りますと大理石等を使った豪華な祭壇や絵画等、古い中にも素晴らしく、重々しい雰囲気のある建造物でした。
午後は雨が小降りになったので城壁の遊歩道を歩くことにしました。かなり高い階段を上り遊歩道に出ました(一番高いところは下から25メートルあるそうです)晴れていたら最高な景色が見られると思うと非常に残念、でもそれなりの醍醐味はありました。
城壁の遊歩道の所々には大砲とそれを打つための穴が沢山ありました。城壁の中庭には家が何件もあり、家々の中には住んでいる家と、壊れて無残な姿をさらしている家があり、戦争の傷跡が観光に利用されているのかなと、どこの国も同じようなことですが何となく痛々しく思いました。
しかし海を見ると曇りだというのにとても美しく、暗くなった気持ちが自然の美しさに救われる思いがしました。
今回もイギリスから約3時間フライトし、日本では味わえないような世界遺産のドブロクニクを尋ね、天気には恵まれませんでしたが来て良かったなとしみじみ思いました。



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