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スタッフコラム

もじもじまさみ ライジングスターラテン

須田雅美


2010/6/11

フラットに到着してお部屋に行くと、ちょっと寒い…ヒーターをつけたけどまだ寒い。
見たら窓が開いている…じゃなくて、壊れちゃってるじゃんっ!!窓が窓枠ごと少し外れちゃってたんです。
まずは毛布をはさんで応急処置。


窓が壊れてた

ブラックプールでは17年ず〜っと同じホリデーフラットに泊まっています。北條社長も利用していたので、親子2代でお世話になっていることになります。
大家さんはちょっと不気味なご夫婦で、何かクライムサスペンスドラマに出てきそうな雰囲気なんだよなぁ。住人を殺して地下室で血を抜いて切り刻んで…って。ごめんなさ〜い!
悪い方々じゃないのですが、旦那さんは仕事を全くしてないみたいだし、奥さんはなんだかワケの分からない冗談を言うのであまり顔を合わせたくないような気になるんです。
でも贅沢は言えません。イギリス全体の景気があまり良くないためか、ノスタルジックな雰囲気の行楽地には閑古鳥が鳴く状態が数年続いています。
聞くところによると、前年度に手付金も納めて予約してきたフラットやホテルが廃業してしまい、改めて宿を探さなければならなくなったりする人が何人もいたようです。

5月28日(金)はプロフェッショナルラテンライジングスター選手権。日本のトップダンサー選手はここでなんとか頑張らなくちゃなりません。
本戦の全英選手権でベスト24まで残れる日本人選手は現在いないのですから、まずは世界のベスト24以下の中でトップを目指すのです。
金曜日は客入りが悪く、客席には空席が目立ちます。
よっぽど応援したい選手がいなければ、アマチュア選手達も応援には来ないし、スタンダードの選手や、ラテンに興味の無い観客はティームマッチのある土曜日か、また月曜日にしかブラックプールに来ないからです。


空席が目立ちます。

観客は1週間のイベント期間中、自分の好きな時だけコンペを見ればいいけど、ジャッジは大変です。
イブニング…といっても午後からのコンペを全て審査しなくてはならないからです。
今回のジャッジにはセンスの良いゲイナー・フェアウェザーが入っていたので、彼女のドレス姿を見るのが毎日楽しみでした。
男性陣ではブライアン・ワトソンもお洒落で素敵でした。


バービー人形みたいなゲイナー

今回のライジング優勝候補はターンプロしたばかりのエフゲニー・スマージンとポリーナ・カザチェンコ、そしてUKライジングのチャンピオン、ジョシュア・キーフェとサラ・マグネッリ。
もちろんUKライジングで6位に入賞した瀬古薫希・知愛組や全日本チャンピオンの織田慶治・渡辺理子組にも期待ができました。


アフタヌーンのコーチ


イブニングのコーチ

結果はスマージンの優勝。2位のジョシュアを除いたら、国籍違えど全員ロシアンネーム。
久々にアジア人抜きのファイナルを見ました。今回は、アマチュアで最近成績が伸び悩んでいたスマージン以外に有名人はいなかったし、他にもピカピカ光って興奮させるダンサーがいたわけではありませんでした。
でも、ベスト12に入りそうなダンサー達は最初の方のラウンドからピックアップできました。
彼らは焦ったり興奮したりせず、身体やダンスが安定しているので、わざと焦点を合わせないようにしてボ〜っと見ると、彼らにはブレがなくて輪郭がハッキリと見えるんです。


UKのライジングチャンピオン

瀬古組も織田組もとても悔しい思いをしたと思います。
ブラックプールのライジングスターは、文字通りブラックプールでしか開催されませんから、復讐のチャンスは来年まで持越しです。
ダンサー達には「悔しい」という気持ちを忘れないで欲しい。
悔しさを保ち続けることができなければ、その悔しかったできごとを乗り越える努力もせず、絶対にその時点よりも上に登ることができないからです。
みんな、歯をくいしばって頑張れ。(続く…)


みんな頑張れ!



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