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スタッフコラム

もじもじまさみ レッスン再開

須田雅美


2010/5/17

さて、忙しいオフ日を過ごし、残りのレッスンは3日間。
そういえば、私、間違えていたんです。「ルンバから振付けを開始した」と書いてしまったのですが、正しくは「サンバから」でした。
もじもじまさみを読んだ明先生からご指摘を受けました(汗)失礼しましたm(_ _)m!
実はサンバの曲もリチャード・ポーター先生に振付けをして頂き、すでにデモンストレーションで踊っておりました。…で間違っちゃった(^^;)ゝ
レッスンは会場の都合で午後からしかできません。私達の前にレッスンを受けていたのはオーストラリアのアマチュアカップル。
オーストラリアとインドネシアは近いんですよね。男の子はバーンザフロアにも出演していたようですが、私はイギリスの競技会で見かけた覚えがありました。
太陽をいっぱい浴びて元気に成長し、エネルギーが余ってる…オーストラリアのダンサーに多いタイプ。


オーストラリアンボーイ

ちょっと懐かしいダンサーですが、ジェイソン・ギルキソンやポール・グリーンを思い浮かべて下さい。
ポールはサンシャイン・ボーイと言って皆に愛されていました。ジェイソンはテンションが高く、女子中高生並みの激しさがあります。
コレは実話ですが、エネルギーがあまってコンペで暴れすぎちゃうから、コンペの日にジェットコースターで大騒ぎしてから出場したこともあるんだって(爆)!
どちらも女性を人生のパートナーに選択するタイプの男性ではありません…ウフ…何を隠そう、ジェイソンは明先生とデートしたいって私に言ってきました。


ジェイソン・ギルキソン

おっと、話がそれました。
このオーストラリアのカップルはポールの弟子らしく、明るくてフレンドリーな性格、その性格通りの元気イッパイの動き。
でも、テクニックを知らないでラテンダンスの音楽に合わせてラテンダンスっぽいものを踊っているだけという印象。
彼らは、ポール・グリーンの主催するダンスキャンプでエスパンと出会い、自分達が世界的なステージで活躍するのにはきちんとしたラテンダンスの知識と技術が必要だ…と、定期的にレッスンを受けるようになったのだそうです。


ポールグリーン

2人で踊るダンスは「筋肉まかせ」ではダメ。運動としても表現の面でも2人の調和を取りながら踊れてこそ、パートナリングを大切にするボールルームダンス(社交ダンス)の醍醐味を自分自身で感じることができ、エンターテインメントとして人に魅せる目的を持つダンスに昇華させる事ができるのです。
競技会で活躍しようという志を持つダンサー達は全て、正しく無駄の無い基本運動としてのベーシックフィガーを知り、身につけていなければ、せっかくの振付けもボールルームダンスと呼ぶことはできません。
例えば、社交ダンスを習ったことがある方がShall We Dance!?をご覧になっての感想は「あの草刈民代さんのワルツってツンツンしていておかしいんじゃないか?」だったハズです。
私もボールルームダンスを学連で始めた時は草刈さんと同じ状態でした。私は子供の頃からクラシックバレエを本格的に習っていたので、ワルツといえばヴェニーズワルツ…しかもバレエのステップをヴェニーズワルツの音楽にのせて踊っているだけでした。つまり、そんな「ワルツ」を知らないバレリーナが、器用に振付けだけを覚えて踊ったって、ただの真似ごとにしかならないんです。要するにニセモノ、バッタもんです。
ボールルームダンスは、音楽にのせて身体を動かしながら2人以上の人数で楽しい時間を過ごすレクリエーション、人と競い合う競技会に挑戦するスポーツ、芸術的な側面を人に観せるエンターテインメントという3つの楽しみ方ができます。
いずれもダンスのパートナー、ジャッジや観客といった人々に自分がどんなダンスを踊りたいのか、踊っているのかを伝えなくてはなりません。その手段として大切なのが、流れている音楽を表現するテクニックです。

有り難いことに、このボールルームダンスにはテクニックブックというものが存在します。
でもこれを読んだだけでは踊れません。フィガー(ステップ)の名前を知っただけです。
運動を言葉で説明するのって大変な作業です。そして2人で踊るわけだから、お互いの存在と運動を伝える手段としていわゆるリードとフォローというものが必要になるのですが、それ自体をテクニックブックでは解説されてはいないのです。
他のポピュラーなスポーツなら科学的に分析していますが、「2人で」複雑な動きを「接触し合った状態で」続けるボールルームダンスに関しては、まだ本格的な研究がなされていないようです。
サンプルにするダンサーは一流と言われているエキスパートでなければ、正しい動きに近づけるための研究になりませんからね。2人で対峙して運動をするという点においては、格闘技が一番近いかな…意外だけど。
あ、スゴく硬い話になってしまいました。
要するに、このテクニックブックに載っていない本当の意味でのテクニックは、レッスンを受けなければ学ぶことができないと言いたかったのです。


テクニックブック

エスパンはこの技術を教えることができる数少ないエキスパート。
今回の留学中、休憩時間に他のカップルをエスパンが教えているのに聞き耳を立て、盗み見をしていると、あたかも自分がエスパン教授の公開講義を受けているかのような気になりました。
エスパンはどんなレベルの人にも、その子がなかなか理解できなくても根気良く色んなことに例えたり図を描いたりして説明をしてくれる先生です。
引退した身となった今では、ダンスの教え方の勉強にもなりました。
肝心の私達の振付けは…レッスン2日目でサンバは完成していました。
内容の70%以上が、もとのベーシックフィガーの名前が…例えば「あ、アレはボタ・フォゴのバリエーションだ!」と分かるようなサンバに仕上がりました。
ちなみにラテンダンスの競技会ではその種目以外のダンスを取り入れた部分は全体の25%以下が望ましいというのが、世界コーチ委員会での見解です。
今回のサンバのショーには途中、私の片足がヘリコプターの羽のようにグルグル回されるリフトが入っていて、まるで遊園地の乗り物に乗っているみたいです(@o@)。明先生ちっからっもち〜♪
雑談中にドレスのアイデアもサラサラとホワイトボードに描いてくれたので、すぐにオーダーできる状態です。わ〜い\(^^)/
そしてレッスン3日目からルンバの振付けも開始。これまたリフトが多くて…。ちょっと長くなっちゃうからまた次の号で!!(…続く)


秘密のデザイン画



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