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スタッフコラム

もじもじまさみ ロンドンインターは好きだ

須田雅美


2008/11/4



ロイヤル・アルバート・ホールは、イギリス王立公園のケンジントン・ガーデンズの向かい側に建っています。
調べてみると、ヴィクトリア女王が旦那様のアルバート公に捧げるために建てられた楕円形でドーム型の劇場で、1871年に開場したという長〜い歴史がある大きな建造物。
だから幽霊が出るという噂も多くて、夜会服で談笑する貴婦人達が談笑しているとか、厨房でスタッフを怒鳴るシェフがいるとかいないとか(゜Д゜;)…。
そしてアルバートホールの向かい側のケンジントン・ガーデンズにはアルバート公の記念碑も建てられています。
実は私、この金ピカの小さなゴシックっぽい記念碑が何なのか、誰なのかを今まで知らなかったんです。
というより、この存在に何年も言っているのに初めて気がついた!!
言い訳をすると、ロンドンインターの時期は、いつもと〜っても寒くて雨の日も多いのですが、今年はいつもより早めに会場に着いたことと、お天気がとても良かったので「あの金色に光ってるものは何だろう?」って不思議に思ったのです。



で、それをバックに一枚写真を撮ったんです。何たる偶然・・・。

このロイヤル・アルバート・ホールでは、世界中の超一流アーティストのイベントが行われていて、日本の大相撲も凱旋公演を行ったことがあるんです。
ホールの中にその時の写真が大きなパネルにして飾られています。
初めてこのフロアに立てると決まった時には、美しく伝統のある場所で世界の超一流アーティストが踏んだフロアで踊れるなんて!!と、とっても興奮し、引退するまでその興奮は毎年続きました。
この興奮は、ブレントウッドという場所で開催される予選で勝ち残るか、前年度の本選に出場して準決勝に残った者でなければ踊る事ができない…という「選ばれた」という喜びと優越感によるものでした。
円形のフロアに、以前はダンスパネルが敷かれておらず、真っ赤に塗られた木の床のままでした。
ぐるっと周りを審査員が取り囲むようにして立ち、そのイベントを審査をしていない審査員もフロア上の椅子に座っているので、実質44名の世界各国の審査員に取り囲まれて踊るのです。
そして意外と狭いので他のカップルとの接触どころか審査員のギリギリそばを踊らなくてはなりません。最初の頃は目が回る〜(@Д@)なんて思ってました。
観客席はどこの席からも見やすい「すり鉢状」の配置になっているから、選手も「注目されて踊る快感」を得る事ができるんじゃないかなぁ。
会場が豪華な赤とゴールドってのも、選手にとってはちょっとした興奮材料。
でも本選で踊れるようなレベルの選手には、変に興奮しすぎて自分を見失うような人はいません。
自分の集中力とエネルギーレベルを上げて良いパフォーマンスをする人が多いと思います。



ブレントウッドで行われたライジングスター選手権のラテンの部で、JBDFの立石組が5位に入賞し、金光組、織田組、瀬底組が準決勝まで進出しました。
これからの・・・というより、実際に現在の日本ラテン界を背負っているダンサー達ですから、今後ますます確固たるテクニックを身に付け、パフォーマンスレベルを上げてくれることを切望しています。
ちょっと硬いコメントかな??本戦に進めたのはラテンでは中村組、西島組、立石組の3組でしたが、中村組と立石組のベスト30が最高で、残念ながら日本代表選手は準決勝に進めませんでした。
この結果を歯がゆく思い、「だらしが無い」「情けない」なんて憤慨する大御所の先生もいらっしゃいます。
でも、選手のせいばかりではないはず…。あぁ、どうしたらいいのかなぁ…日本チームとして選手達を育てて海外に送り出し、色んな形で応援できたら世界で活躍する選手が出現するのかなぁ?
元全日本チャンピオンって何て無力なんだろう…と悶々と悩める頭を抱えて帰国した私でした。



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