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スタッフコラム

WDC AL Disneyland Resort Paris Championships 2010-3

須田雅美


12月12日 最終日も朝から夜中まで競技は休みなく続きますが、私達のお仕事は午後から。私はアフタヌーンの早いセッションでジュニア、ジュビナイル、ユース、サルサを担当しました。
ジュブナイル10歳以下の部を懸命に応援するチームの中に、イギリスのプロスタンダード代表選手のボイス組を発見。よく見ると息子さんが出場してたんですね。名前はグレン・リチャード・ボイス君。明先生も感心するほど、キッチリとイングリッシュスタイルのダンスを仕込まれていました。感心したのは、表彰式。彼らは残念ながら第2位だったのですが、ものスゴイ笑顔だったのです。子供なんて普通は正直にふてくされたりするモノだと思いきや、最後まで清々しいパフォーマー&競技者であり続けたのです。ここまでするか英才教育…しかし、レディース&ジェントルマンのマナー教育ですね。恐れ入りましたm(__)m


〈表彰式までキッチリしていたボイス組〉

明先生はイブニングセッションだけだったので、初めて外に温かいご飯を食べに行けました…と言っても、ハリウッドプラネット(アメリカンフードレストラン)でしたけど。
ホテルに戻り、明先生はイブニングセッションのジャッジ。私はエキシビションのジャッジだけあるけど、ようやくゆっくりと観戦です。
…って事で、プログラムにつぶやきを書きつづったのですが、時間をメモらなかったので適度にまとめてみたいと思います。

アマチュアラテン:
チャチャやサンバでは男の子が左回転をしながら足を取り換え、女の子がジグザグするステップが流行中。向きを変えたり回転したりって動作が素早くできたり、ガバッと両足を肩幅以上に開いて立てる女の子は踊れる女の子と言えるな。で、踊れない子に限ってラテンサンダルの靴ひもを切っていない。可哀想に、良い先生に習っていないと見た(-“-)
キリル君はヒゲで顔の輪郭をハッキリとさせ、男っぽくなりました。メリアはキリル君を時々教えていてお気に入りらしく「セルゲイの次に好き…」と言っていました。キリル君のパートナーの足の甲は、ロシア人にあるまじき低さ…気の毒だ(=_=)でも、ルンバウォークがとっても上手くなったよ。歩幅を出してもちゃんと体重移動ができてるもん。いいねぇあれぐらい歩幅が出せると(^^)カップルとしても本当に良くリハーサルされていて成長を感じます。16歳ぐらいの頃から見てるから、なんだか近所のオバちゃん気分で嬉しくなるわ。


〈男っぽくなったキリル君〉

ニール君はベーシックを深く理解したらもっと良くなるハズ。今踊ってる振付けに無理が多いって事に気付くと思うしネ(^_^;)パートナーのドレスは、トロピカルグラデーションのフリンジ。長袖で丈も長いので重そうに見えちゃう。まるでビッグバード…。でもとても良いパートナーだと思います。決勝で着たドレスはC-3POみたいに私には見えましたが、ビッグバードの後に見たので体のラインと動きが良く見えて作戦成功だったと思います。





ディズニーのキャラクターじゃないキャラつながりでは、ゲイナー・フェアウェザーMBEの雰囲気が、ロジャーラビットの妻のジェシカラビットに似てたのも、素敵なハズなのに笑えた。スミマセン(^^ゞ



皆に人気のないユーリ・バタゲリ君…3組の中では一番ベースが無く見える。ヤツをトップに押し上げてしまったのは誰だ〜っ(o`皿´)o動きもルックスもゴリラみたい。エナメルの靴はやめた方がいいよ…浮いて見える。しかも、ぶかぶかのパンツとオーバーブラウスのボタンをはずしてイロイロ隠してるみたいだけど、ヘンはヘンだぞ。



ユーリー君に限らず、自分のサイズにあったパンツをはいてる男の子って本当に少ない。少ないっていうか、皆無かも。日本人の男の子達は、外国人が着ている=カッコイイと勘違いして真似しちゃってる子がすっごく多いんだけど、彼らはまず均整の取れたプロポーションであるという事と、衣装の細部に目が行かないぐらい動いてくれててカッコよく見えちゃったりするんだからね。そこんとこ気を付けて欲しい。パンツの仕立ては日本男児の生命線だよ。そういえばパンツのセンターラインって、仕立ての時にちゃんした工程をふんでいれば取れないんだよ。それにはテーラーとしての技術が必要だから、ドレスメーカーじゃできなくて縫ってしまっている事…みんな知らないでしょ?明先生が作ってもらってるテーラーさんのパンツは、お洗濯したってラインが取れた事ありません。
ルンバを見てると、男の子の「ランジコンテスト」みたい…誰が一番カッコ良く大きく歩幅を出したランジをして、その後ちゃんと体勢を整えられるでしょう?みたいな。ちゃんと仕立てられたパンツはかないと、股が破れちゃうよ。気を付けてね。

あとさ、セクスィーに見えるのは動きであって、ドレスじゃないって覚えてて欲すぃ。露出の仕方が悪いと、別ジャンルのダンサーに見えちゃうもん。最近上り調子のキレイで若くて結構動きの良いロシアの女の子は、なんだかアチコチから具が見えそうで、踊りを見るどころじゃない…観客のオバちゃんとしてはハラハラドキドキしちゃったわ((+_+))セミファイナルからファイナリストに…って時には個性が必要なのは分かるけどね。写真でお見せしようかと思ったけど、あまりに破廉恥だったのでやめました。

プロスタンダード:
有名どころはセミファイナルクラスのドーメン・クラペッツとウォーレン・ボイスぐらい。私、個人的にドーメン君のパートナーのモニカちゃんが昔っから好き。美人だけどえくぼが可愛いんですよね。しかも、この2人は性格がとっても良いらしいです。


〈ドーメン君とモニカちゃん〉


〈親子で頑張ったボイス組〉

あとはロンドンインターのベスト24以下の選手が出場。日本人のOhdaka組も出場していました。



ダンスでの競技会で流れる音楽って乱暴に言えば拍子とテンポだから、ダンスCDを制作する人達は色んな所からそれに合いそうな曲を探してきます。だから中国の旋律のワルツだとか、日本語のチャチャチャとかがかかったりして、なんだかガクッと滑ったりする事があるんです。今回は韓流のワルツ…私にはどうしてもカラオケにしか聞こえず、どうも競技している人達とマッチングしない気がしました。でも、メロディーや歌い方は哀愁を帯びていて、聞くものをセンチメンタルな気分にしやすくて親しみやすい曲だったので、踊っている人もそれを見ている人も全然気にしていなかったと思います。私がこうしてアジアの曲に違和感を感じるのには理由があります。その昔、ドニー大先生に「ボールルームダンスは西洋の文化なんだから、西洋の音楽かもしくはオリジナルとなった国々の音楽で踊るべきである」と言われた事があるのです。社交ダンスってリズムとテンポがその種目を決めるので、一般的にはその歌詞が分からずとも旋律が美しければ良しとする先生が多いですけどね。

結果は以下の通りでした。
アマチュアラテン:
1 Neil Jones & Ekaterina Sokolova (England)
2 Kirill Belorukov & Elvira Skrylnikova (Russia)
3 Juriy & Jagoda Batagelj (Slovenia)
4 Anton Karpov & Natalia Rumyantseva (Russia)
5 Dmytro Vlokh & Ekaterina Vaganova (Ukraine)
6 Oleg Negrov & Valeriya Ryabova (Russia)

プロフェッショナルスタンダード:
1 Domen Krapez & Monica Negro (Slovenia)
2 Warren & Kristi Boyce (England)
3 Eldar Dzhafarov & Anna Sazhina (Azerbadzjan)
4 Alessio Potenziani & Veronika Vlasova (Russia)
5 Andrea Faraci & Iveta Pauryte (U.S.A.)
6 Denis Donskoy & Maria Galtseva (Russia)



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