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スタッフコラム

田中組とジェイソン&ピーターによるデュアル オブ ジャイアンツの結果

北條明 & 須田雅美


1999/11/6

みなさんこんにちは

 私達はロンドンから東京へと戻ってきました。アレ?この前ロンドンに到着した時も「戻ってきました」って書きましたっけ?!まぁ、最近ではどちらも「Home!My home!」という気がしています。(明は以前、ロンドンが大っ嫌いでした・・・)

 「ロンドンインターでの田中組とジェイソン&ピーターによるデュアル オブ ジャイアンツの結果はどうなったのか?」というご指摘を受けました。そうです、私お約束してたんですよね・・・「報告をします」って。ごめんなさい。うっかり、すっかり忘れっちゃってました。しかも帰国してからまだ間もない為、時差ぼけがひどく(ホントはいつも通りのボケっぷりかも?!)その上仕事も再開したばかりでなかなか手がまわりませんでした。

 結果からお伝えしますと「引き分け」だったのです。でも私達は納得いかなかったなぁ・・・だって明かに我らが田中組の方が演目、内容、音楽、演出、衣装など、どれを取っても勝っていましたからね。私達はジェイソンも大好きだし、彼らも素敵なショーを見せてくれたのですが、私達の心に迫ってきたのは断然田中組の方だったのです。デュアル オブ ジャイアンツは読んで字のごとく2組で競い合うコンペ形式のショーというか、ショーダンスの一騎打ち戦というか・・・普通のデモンストレーションとはちょっと変わったショータイムなのです。毎年出場が決まった選手達は、世界中から集まったダンスファンやジャッジ、コンペティターの前で競い合うので、その為に新しいショーを作ったり猛練習したりして、それはそれは大変な緊張感なのだそうです。聞く所によると、1組の音楽の長さの持ち時間は10分で、その範囲内ならば何演目やっても、何種目やってもいいことになっているのだそうです。ですから今回は田中組は3演目、対してジェイソンは2演目でした。お互いが交互に踊るので、踊る順番は観客の目の前で、コインを投げて決められます。先攻はハイディ&アデル・プレストン田中でした。

 最初の種目はスローフォックストロット、ショーはアデルが友人のデニース・ウィヴァースに電話をしているところからはじまります。
ア:「デニース、こんにちは。アデルよ。私今度お見合い(シングルのダンサー同志がカップルを組む前に試しに踊って見ることのダンス用語?!)することになったの。でも日本人なのよ。」
デ:「誰なの?」
ア:「ヒデ・タナカよ。知ってる?」
デ:「あら、彼は良いダンサーよ。で、いつお見合いするの?」
ア:「今からなのよ。」・・・

そこで照明がヒデとアデルを浮かびあがらせ、音楽が始まるとまずはウォーミングアップのような動作を始め、徐々におっかなびっくり、不安げな表情で組んで踊り出すのです。そして次第に音楽の通り滑らかに踊るのですが、途中で弾むようなメロディに合わせておっとっと・・・と見えるようなステップを取り入れて「まだまだ完璧に合ってはいない」ということを表現していたところなんか、スパイスが効いててとっても楽しい!と思いました。あ、ちなみに最初の電話の会話部分は私が勝手に「彼女達が日本語で話してたとしたらこんな感じだろう」と予想して訳しました。あしからず。そして、ダンス用語の「お見合い」は「Try out(トライアウト)」と英語では言います。須田雅美のワンポイントイングリッシュレッスンでした。・・・話がそれてしまった・・・さて、お次はいつも元気なジェイちゃんの番です。ジェイはホントに明るくてはちゃめちゃに元気で、チョーちから持ちなんですよね。だから、どんなことをやってくれるのかとっても楽しみでした。スロージャイブ(スウィング)から始まって途中から衣装の早替えをして早いジャイブをロックンロールのステップなどを取り入れてハジケテ踊ってくれました。でも赤い衣装なのに赤い照明で効果半減、スロージャイブもチョット長すぎて観客もダレちゃいました。しかも最後に目の回るようなステップの連続でワーッと圧倒されちゃったけど、気分的には鈍行列車に乗ってゆったり景色を眺めてたら、いきなりジェットコースターに早変わりしちゃってシャーッと急降下、グルグル、バーンって感じでいったい何が何だかわかんない、呆然としてしまったような気分でした。ここでもう一回話がそれちゃってもいいですか?私達の中では「ジェイソン」と言えば「ジェットコースター」という図式ができあがってるんですよ。なぜかって言うと、もう4年位前に聞いたのですが、とにかくジェイソンという人は元気でエネルギーが有り余ってしまい、コンペの時に暴れ過ぎちゃうので、何かのコンペの前に東京ディズニーランドに行ってはしゃぎまくって次の日を迎えたというのです!!「さすがやっぱりオージービーフ食べてる人は違うねぇ。」と妙な納得をしたものです。でも彼ったら実は「ジェイ子ちゃん」で、以前明抜きで他の外人達と多勢で食事に行った時「アキ(明のこと)ってキュートだよね。」って言うから、「アキはストレート(ノーマル)だけど、ジェイソンの事好きだって言ってたよ。」って言ったら真っ赤になっちゃって、ついでにその場で明に携帯で伝えてるのを知って「やめてよ、ンもう!イジワルゥ!」て女の子になってました。 さて軌道修正・・・ヨッ!待ってました!今回のメインイべント!フロアーには椅子が2脚と何かを置く台が置かれ、田中組の登場です。ヒデ先生の手にはアデルの手と、もう片方になんとギターケース!!開けると本当にクラシックギターが・・・そう、ギターを置く為の台だったんですねぇ。曲名はよくわからないんですけど『He was beautiful』だと思います。シーンと静まり返った中で響くクラシックギターの音色って心にキュンときますよね・・・田中先生が爪弾くギターにまるで生命を吹き込まれたかのようにアデルが動き出した時の美しさといったら・・・楽器がもう1つ増えたかのような美しいハーモニーを醸し出していました。途中からは録音したオーケストラの演奏に合わせて踊り、最後にもう一度田中先生のギターソロで締めくくったのですが、終わった後の客席は一瞬の静けさの後スタンディングオベイションで大喝采!本当に感動しました。この後ジェイソンがルンバを踊ったのですが、いつもならジェイソン達のショーダンスらしいルンバのデモを見るといつも「ジェイソンって力持ちだしピーターはしなやかだしきれいだなぁ・・・」と思うのですがなんだか田中先生のデモによってかすんじゃってました。

 最後に田中先生が「いつもの」タンゴをカッチョ良く踊り、勝敗を決める時がやってきました。どうやって決めると思います?拍手の量で決めるんですよ。これってよくわかんない決め方ですよね。でも毎年こうやってるんですよ。結果は最初に書いた通り。うーん・・・私達的には田中先生の圧勝!!!!!!!でした。                                                                AKIRA&MASAMI



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