世界ショーダンス選手権

北條明

世界ショーダンス選手権の観戦にロシアのカザンという町に来たよ。

(カザンの街にAkira参上)
隆裕と貴子のセグエの応援と、今後のセグエ振り付けの勉強のためだよ~ん。

(隆裕と貴子)
しっかしカザンは寒いぜっ。気温はマイナス7度からマイナス10度ってとこかな。
まっ、オレは基本暑がりだから問題ないけどね。

よし、それではここカザンから世界選手権をたっぷりと観戦していこう。
1予選17カップル、セミファイナル12カップル、そしてファイナルは6カップルだ。
スーパージャパンのセグエ選手権とルールが違うんだぜっ。スーパージャパンは作品の中に3種類以上の種目が含まれていなければいけないが、世界は1種目でもOK。
そしてスーパージャパンは一発勝負だけど、世界は予選、セミファイナル、ファイナルと同じ作品を何回か踊る。
一発勝負よりも気が楽だな…。
そして今回の会場はラテンにぴったりの横長。羨ましいぜ。

(ちょうど良いサイズのフロアだった)

予選

1:Oleksandr Skarlat & Yulia Lesokhina(ウクライナ)
目隠しされた女性とのダンス、オレ、けっこう好き。

2:Maxim KoKozhevnikov & Anastasia Grigoreva(アメリカ)・・・マックス
ピアノの曲に合わせて男女の葛藤を表現してるのかな?振付けはよーくできてる。でも、男の表現力、技術は世界レベルじゃない。ひざも伸びないし、ヘラヘラしていてキモい。

3:Plamen Danailov & Radostina Gerova(ブルガリア)
こりゃーコメントに困るなぁ…。

4:Alexander Leivikov & Victoria Matyukhina(イスラエル)
非常に古い構成。80年代のスーパージャパンカップを見ているようだ。

5:Domitry Taruta & Elena Parshukova(モルドバ)
曲と振付けが全く合っていなく感じた。意外性を求めたのか?オレには無謀に感じた。

6:Andrey & Natalie Paramonov(アメリカ)・・・ジャケットさん
曲と振付けがバッチリな作品。オレは好き。でも、弱冠歌手のバックダンサーのような感じ。

7:Dmitry Kolesnikov & Maria kejzman(ロシア)
リフトが派手なパワー系。でもそれ以外は座って伸びて…だけ。ラテンダンスはパソのツイストとサンバのプロムナードランズだけ。笑える。

8:金光進陪 & 吉田奈津子(日本)
金光、かっこよかった!

9:Christphe Licata & Coralie Anfray(フランス)
スーパージャパンで見るセグエにすごく似ている。いろいろな曲が脈絡もなくつながり、唐突に出てくるパソのシャッセケープ。オレには分からん。

10:Valera Musuc & Nina Trautz(ドイツ)
偉大な父を持つ娘。早いリズムには早い振付け、遅いリズムには遅い振付け、リフトだろと思うとリフト、強い音には必ずロンデ。全くおもしろみの無い作品。工夫ゼロ。

11:Vitaliy Pushkin & Daria Skuridina(イタリア)
サイドバイサイドがとても多い作品。なのに二人がほとんどタイミングが合わず、可哀想な感じ。

12:Stefan Erdmann & Sarah Latton(ドイツ)
これもスーパージャパンカップでよく見るタイプ。どんどん種目が変わる。それで?って感じ。

13:Justas Kuniskas & Ekaterina Romankove(リトアニア)
女性の身体の柔らかさを生かした作品だ。リフトも抜群に上手く、ショーダンスに合ったカップル。

14:Arsen Agamalyan & Oksana Vasilieva(ロシア)
死神に憑りつかれた男性…という作品。ま、オレの好きなローラン・プティの作品「若者と死」のパクリ。

15:中村隆裕 & 山田貴子(日本)
良く踊っていたが、Cha chaが少し早くなってしまった。しかし重い曲を使う選手が多い中、目立っていたし、観客の反応もいいぞ!

16:Oleksandr Yelizarov & Natalia Ivanova(ウクライナ)
ん~、コメントが難しい。

17:Justinas Duknauskas & Anna Melnikova(リトアニア)・・・ジャスティナス
タンゴ。ん~、まぁ、次のステップが予想できる作品。

残念だけど、隆裕と貴子は予選で落ちてしまった…。
オレ、ものすっごく責任を感じる。
イタリアのジャッジは大好き!と言ってくれたが、あるロシア人は「Sing!Sing!Sing!はクイックステップのイメージが強いから、ジャッジが『おや?』と混乱するのかもしれない」と言っていた。オレはSing!Sing!Sing!って決めつけてないけどね。どっちかっつーと「ダンサー」のための曲だな。
やはりショーダンスは選曲が大事だね。Sing!Sing!Sing!はデモンストレーションにはいいけど、コンペには向かなかったのがよ~く分かった。隆裕と貴子、ごめんね。
とにかくいい勉強になった。カザンに来て良かった。

(観客の反応は良かった中村・山田組のダンス)

セミファイナル

1:Valera Musuc & Nina Trautz(ドイツ)
予選の時と変わらない感想。退屈。

2:Stefan Erdmann & Sarah Latton(ドイツ)
すっごく古く感じる。なんでセミに行ったんだ?

3:Oleksandr Skarlat & Yulia Lesokhina(ウクライナ)
目隠し。ま、面白いね。

4:マックス(アメリカ)
振付けは一番。ピアノの強弱にぴったり。優勝させたいんだけど、男がキモい。

5:Arsen Agamalyan & Oksana Vasilieva(ロシア)
若者と死-振付けはなんてことないんだけど、表現がいい。こっちが優勝かなぁ。

6:金光
素晴らしいパフォーマンスだった。

7:ジャケットさん(アメリカ)
オレ好き。特に二人で手をつないで走るところ。なるほどねぇ…。

8:ジャスティナス(リトアニア)
タンゴはカッコいいんだけどなぁ…ん~。彼の迫力はスゴい。

9:Christphe Licata & Coralie Anfray(フランス)
すっごく退屈。セミはないだろう。

10:Oleksandr Yelizarov & Natalia Ivanova(ウクライナ)
ノーコメント。

11:Dmitry Kolesnikov & Maria kejzman(ロシア)
男性の衣装が上は昔のヨーロッパの騎士みたいだけど、下はタキシードのパンツ…わけ分からん。

12:Justas Kuniskas & Ekaterina Romankove(リトアニア)
すっごくキレイな女性。もう、リフトは完璧。もう1回見たいな…。

ファイナル

1:Justas Kuniskas & Ekaterina Romankove(リトアニア)
とにかくキレイな女性。ラテンダンスのテクニックの悪さをキレイなスタイルで全て隠せている。

2:金光進陪 & 吉田奈津子(日本)
ファイナルおめでとう。エスパンの振付けは本当に感心する。素晴らしい。パフォーマンスも良かった。

3:ジャケットさん(アメリカ)
この作品を今日3回見たけど、オレ本当に好き。特に二人で手をつないで走るところ。あ、コメントさっきと一緒だ。

4:マックス(アメリカ)
これが優勝でしょ。振付けと表現力が1番だった。

5:ジャスティナス(リトアニア)
タンゴかぁ…。もういいでしょ。

6:Arsen Agamalyan & Oksana Vasilieva(ロシア)
表現は良いよ。オレが大志と友美に振付けた作品にすごく似てる。

まとめ

スーパージャパンではリフトと歌謡曲や日本の曲を使った時だけ拍手がくる印象だが、ロシアではただのリフトでは拍手がこない。男女の重めの葛藤が好みかな?上位は全体的に重い感じの曲が好まれた。今後の参考にしたい。

6位:金光進陪 & 吉田奈津子(日本)
ルックス、ダンス、リフト、知名度のうち、どれか1つでも平均以上の物があればもっと上位に行ったはず。

(表彰を受ける金光・吉田組)

5位:Justas Kuniskas & Ekaterina Romankove(リトアニア)
リフトが他のカップルより素晴らしかったからこの順位。ただ、ダンスは金光組の方が上だ。

4位:Andrey & Natalie Paramonov(アメリカ)
顔が売れてるからこの順位なんだろう。

3位:Arsen Agamalyan & Oksana Vasilieva(ロシア)
う~ん、作品は良かったけど、顔が売れてない分この順位。

2位:Maxim KoKozhevnikov & Anastasia Grigoreva(アメリカ)
オレだったら1位をつける。でも男はやっぱりキモい。

1位:Justinas Duknauskas & Anna Melnikova(リトアニア)
顔が売れてるし、とにかくパワフル、しかも女性はキレイ。でももうタンゴはいいでしょ。

↓ジャスティナスとアナのオナーダンス↓

参考までに、オレが一番好きなバレエ「若者と死」の動画を埋め込んでおこう。映画「ホワイトナイツ」の冒頭シーンでミハイル・バリシニコフが踊っている動画だ。
オレが本当に好きなのはルドルフ・ヌレエフが踊ってる「若者と死」なんだけどね。